3月末でドイツから日本に帰国することになりました。

2017/03/29

最近サマータイムが始まり、すっかり暖かくなってカールスルーエ城の裏の公園で日光浴やボール遊びができる気候になりました。
さてさて、そんな芝生で太陽を浴びたくなる季節ですが、3月末で3年間滞在したドイツから日本へ帰国することになりました。

ドイツで働いた３年間はとても刺激的で充実していました。学生時代に留学した女性研究リーダーのグループで運良く雇ってもらい、後半は日本からの助成で研究・滞在をさせてもらっていました。仕事の初日にそのボスから「ようこそドイツへ。ここでは日本式の曖昧な受け答えは禁止よ。色々な国籍の人がいるから、はっきり伝えないとわからないからね」と言われたことをつい最近のように思い出します。

また、やはりドイツにいる間は常に苦労やトラブルが絶えなかったことも思い出します。
通信会社が開通工事にこなくて3ヶ月間ネット難民になったり、手続きミスで家の電気をとめられたり、小指の突き指で病院に行ったらなぜか右腕全体にギプスをはめられたり、ブレーキの壊れた自転車に乗った中国人に激突されて怪我をしたりと（最近）・・まぁ、帰国してしばらくして振り返ったときにはきっと笑いの種になることでしょう。

ドイツでは男女問わず、仕事最終日にケーキを焼いて持ってくるのが慣例なのですが、
「自分を含めて大半の日本男児はケーキなんて人生で一度も焼いたことないんだ・・・」と伝えると、同僚の女性がこんなケーキを作ってきてくれました。しかも彼女はヴィーガン（動物性の食物を一切取らない菜食主義）なので、ケーキに牛乳と卵を使っていません。
4月からは京都で働きます。