ドイツに引っ越して3ヶ月が経った

   

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4月にドイツに引っ越して、早いもので、もう3ヶ月が経過した。

とにかくこの三ヶ月は新しい家のこと、生活のことで精一杯で、仕事がどうこうという状態になかった。

 

最も大変だったのは家探し。
いい家を探し、入居までこぎつけるのはドイツ語が不自由な外国人にとって超ハードだった。家探しは次のような流れで行った。
  1. Immobielenscout 24というサイトで条件を入力して検索
  2. よさそうなところを見つけ、大家さんにメールをする(ドイツ語)
  3. 部屋の下見をさせてもらう
  4. 大家さんに名前、住所、希望居住期間、現在の収入などを書いた書類を提出。
  5. 大家さんが入居内定者に連絡する。

 

ここで、大家さんが入居者を決める基準は、
  • 収入が安定しているか、十分な稼ぎがあるか
  • ドイツ語が話せるか
  • どこの国籍か
  • 会ったときの印象はよいか
だと、(勝手に)思っている。ルームシェアの場合だと、面接があったりするらしい。ES提出・面接の流れはほとんど就職活動だ。

 

この基準だと当然ドイツ人が有利になり、しかもこの時期は応募倍率が20倍(!)程になるため、なかなか決まらなくて苦労した。(秋になると100倍くらいになるとか。もはやギャグだ)
5回ほど1~5を繰り返したが家は決まらず、結局最後は知り合いが入居者を探していることを偶然聞きつけ、お願いして今の部屋に入ることができた。
新居に引っ越した後も、
  • 部屋の玄関の鍵が開かなくなる
  • 自転車の故障×2回
  • 下の階へのお風呂場の水漏れ
  • 銀行の手違いで、クレジットカードを3回作るはめに
  • スマホ使えなくなる
  • 引っ越して6週間経った今もインターネットが開通しない
  • 洗濯機の排水管の詰まり
などの信じられないトラブルが連鎖的に続いたことで、この3ヶ月は完全に体力を消耗し、精神的に削られてしまった。「日本で新生活をしていればこんなに困ることはなかっただろうに」、と何回思ったことか・・・ 日本では当たり前に存在していた便利な生活は、海外では得がたく、貴重なものなのだと肌で感じる期間になった。

 

こんな感じでドイツのインフラに対する不満は尽きることはないのだが、多国籍な職場やバランスのとれた仕事と生活の両立、さらにおいしいビールやワインなど、渡独しないと得られないよい側面もたくさんある。ようやく仕事の方は目処が立ってきたし、日本にいたときよりも英語を使うことを苦に感じなくなってきた。体力を使うから避けてきたドイツ語学校にも、再び通おうかと思っている。

 

 あとはネットの開通と排水トラブルを残すのみ。
ドイツのインフラとの戦いはまだまだ終わらない。

 - Life, Research, 海外引越