バイエルンアルプスの街ミッテンヴァルトでハイキング(前編)
夏休みをもらって、ドイツ・バイエルン州南部、オーストリア国境付近の街Mittenwanld(ミッテンヴァルト)に行ってきました。電車とバスを乗り継いで、片道5時間。ミッテンヴァルトはドイツ語で「森の中」というそのまんまの意味で、山と森に囲まれた小さな街。ちょうどバケーションのシーズンだったので、観光客で賑わっていました。
ドイツ鉄道の駅前でバスを降りると、旅行中の家族連れや、トレッキング・登山をする人、マウンテンバイクに乗った人であふれていました。しかしながらながら、一枚目の写真のように、到着した時の天気は曇り時々雨。せっかく来たのに、雨が降ってしまってすることが特になくなり、街をブラブラとすることに。
泊まる場所に置いてあったパンフレットに、「雨の日の過ごし方」が書いてあり、見てみるとバイオリン博物館がオススメと書いていたので、行ってみることに。
バイオリン博物館。この日は、雨で行き場を失った人で結構盛況していました。笑
この街は建物の壁絵も有名らしい。
午後になり、雨雲が去って空が明るくなってきたのでハイキングを開始。今回のハイキングコースは、ミッテンヴァルトで最も人気の、1つの小さな山(標高1360m程)を登って2つ の湖を周るコース。と言っても、スタート地点のミッテンヴァルトが標高920mくらいあるので、登る高さは400mしかなく、老若男女がリラックスして楽しめる易しい道のりだと思う。全長は約10kmで、4時間程度でスタート地点に戻ってくることができる。
参考:コースマップ
スタート地点の駐車場。ここからロープウェイに乗って山頂に行くこともできる。
ロープウェイですいすい登ってゆく人を横目に、山道をてくてくと登る。人通りが少なくとても静かで、空気が澄んでいて、とても気持ちがいい。
山頂までの中間地点にあるレストラン。ここでは昼ごはんを食べたりビール休憩している人が何人かいた。山にはヒュッテ(山小屋)が点在しており、割りといつでもどこでも、景色を楽しみながらビールが飲めるようになっている。さすがはドイツ。
登り始めて一時間半で山頂に到着。この短すぎず長すぎない距離感は、ちょうど高尾山に登るくらいの感覚だった。上の写真のように、犬も一緒に登ってきていた。
向かいに見える高い山はKarwendel(カーヴェンデル)。標高は2385m。
自転車で山に登っているワイルドなおじさまもいました。どんだけ体力あるねん。
頂上で一休みし、ハイキングを再開。ここから下山して、2つの湖を目指す。
1つ目の湖、Ferchensee(フェルヒェン湖).
信じられない程の透明度で、たくさんの鴨、そして淡水魚が大量に泳いでいました。きっと、針と糸とパンでもあれば入れ食い状態ですが、残念ながら、この湖での釣りはできません。
こちらが2つ目の湖、Lautersee(ラウター湖)。こちらの湖の水も、底がくっきり見えるほど透き通っていました。
ラウター湖のほとりのレストラン。ここでビール休憩しました。
乗馬を楽しむ人もいました。
夕日に照らされるKarwendel(カーヴェンデル)も美しい。
ハイキングを終えて、宿泊先のペンションへ。ベランダからシャッタースピードを最長に設定して、星空を撮影すると、運良くカーヴェンデル山の流れ星が撮れました。
後半へ続く。
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