台湾自転車一周旅行に行く前に買った台湾の本リスト

   

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近代史、特に戦後史は中学校の最後の頃にサラっと扱われる程度で、入試でもほとんど出題されないという理由から、あっという間に終わってしまった印象がある。

そのためかどうかはわからないが、自分は台湾や日台関係のことを聞いたり学んだりした記憶がほとんどない。(・・もしかしたらまじめに授業を聞いていなかっただけかもしれない)

台湾は日本初の海外領土であったこともあり、台湾と日本は関わりが深い。現在でも、およそ1割の人が日本語を話せるらしい。親日だという話も割りとよく耳にするし、東日本大震災の台湾の多大な支援は記憶に新しい。

台湾行くからには最低限知っておきたいと思い、観光情報も含め、台湾に行く前に本を買って情報収集することにした。買った本リストは以下のとおり。

 

 

 


台湾―四百年の歴史と展望 (中公新書)

台湾の400年の歴史を客観的に、淡々と描いた本。

これを読めば台湾の歴史基礎がさっとわかる、と書いてあったので一番最初にさらっと読んだ。オランダ統治時代から日本統治時代、そして現代までの400年分の歴史が教科書のように並んでいる。情報量が多いのでもう一回読まないと忘れそう。

台湾に生きている「日本」 (祥伝社新書149)

台湾にどっぷりハマった在台の筆者が台湾に残る日本のもの(建築や施設だけでなく言語/文化などのソフト面を含む)を紹介する本。

史実を淡々と述べる1冊目とは異なり、筆者が現地に赴き、古老への調査・取材を重ねることでまとめあげた書籍。筆者の取材への意気込みが伝わってきて、本当に興味をもって調べてるんだなーと感じる一冊。少しマニアックな施設の紹介もあるけれど、面白い。今でも当時の日本の建物などが台湾に残っていて、統治時代を経験したボランティアスタッフが日本語で説明してくれるらしいので、掲載されている場所をいくつか訪れようと思っている。

街道をゆく〈40〉/司馬遼太郎

情緒ある語り口で戦前/戦後~現代の台湾が語られる、司馬遼太郎の本。実は、司馬遼太郎の本を読むのはこれが始めてなのだが、ずっと読んでも全く苦にならないほど文体がきれいで、お手本のような文章を書くのだと感動した。内容も台湾を舞台に「国とは?」「国の威厳とは?」「公・私とは?」という概念的な問い、考察があり、興味深い。今回買った本の中でベスト、同時に、この一年で読んだ本の中でもベスト。Amazonマーケットプレイスで中古本を購入。お値段なんと1円(+送料)。

 

 

この他にも、新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論 (小学館文庫)も読んでもいいかな、と思ったけど時間がなかったので今回はパス。

 

 

あとは、定番の地球の歩き方。

D10 地球の歩き方 台湾 2013~2014

写真・情報が多いので、定番スポットはどこか?など、とりあえず台湾観光の全体像をつかむために購入。ただし、地球の歩き方は年ごとにそれほど内容が変わらない気がするので、4年前に出版されたものを中古で買った。結局、重いので台湾には持って行かず、必要なページと地図のページだけを切り取って持って行った。

残念ながら、これまでに地球の歩き方がおすすめする場所に行ってみて、ここに行ってよかったと思える場所はほとんどない。ホテルはネットで検索すればよいし、レストランはyelpなどの口コミサイト・アプリを参考にした方が、確度が高い。

台湾版の食べログ、ipeenというアプリがあるそうだ。

台湾旅行に役立つアプリ☆台湾版食べログみたいなサイト

 (追記: 台湾人にipeenのことを聞いたら「知らない」と言われました。あまりメジャーなアプリではないかもしれない・・・)

 

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