ドイツの滞在ビザ問題。外国人局での戦い

   

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新年あけましておめでとうございます。

滞在ビザの更新を申請して1年が過ぎてしまいました・・必要書類は1年前に提出済ですが、未だにスルーされており、ビザの更新ができていません。

ドイツは3ヶ月までの短期滞在であれば、ビザなしで滞在することができます。それ以上の滞在であれば、学生ビザや就労ビザなどを取得する必要があります。提出書類は、パスポートや雇用・収入を証明する書類、住所の証明。

 

現在、自分の就労ビザ(Aufenthalterlaubnis)は2015年3月で切れてしまっているので、仮ビザ(3ヶ月有効)を発行してもらい、何とかその場をしのいでいます。そして、この1月で3枚目の仮ビザが切れようとしています。次は4枚目の仮ビザを申請せねばなりません。あぁ、なんとアホらしい。

なぜこんなことになったか。それは、遡ること2014年11月。2015年の3月にビザが切れるので、更新をしようと外人局(Ausländerbehörde)にメールするも、何度も無視されたのがすべての始まりでした。毎月のように外人局に予約を入れて外人局を訪れるも、職員の方は「理由はわからない、とにかく家のポストに書類が届くまで待て」の一点張りで、その他のサポートは一切なし。しかも、外国人が来る外人局なのに、基本的にこちらが英語で訪ねてもドイツ語で返答されるので、会話は要領を得ません。日本の役所ではとても親切に対応してくれるのに・・・

 

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カールスルーエの外国人局

「局員に高いチョコレートをあげるとよく話を通してくれる」というウソかホントかわからない在独日本人の噂をもとに、スイスの高級チョコを買って局員に渡す作戦も決行しました。かばんからチョコを取り出し「あの、いつも感謝の気持ちにチョコでもいかがですか(棒読)?」と尋ねると、「ダンケ(ありがとう)!!」と女性職員は予想以上にあっさりと受けとり、「いや~私この店のチョコが大好きなのよね~、うれしいわ~」と、とても機嫌がよさそうにビザ申請の進捗を確認してくれました。がしかし、チョコパワーで仮ビザは快く発行してくれるものの、肝心のビザの更新は一向に進展がありませんでした。

 

去年の秋、ドイツが難民受け入れで揺れていたとき、さらに悪い事に一通の手紙が家のポストに届きました。その手紙には

「あなたのドイツ滞在許可申請は却下された。1週間以内に書類を提出して外人局の許可を得られなければ、貴殿を国外退去とする。」

と書かれていました。ガクガクブルブル。

「書類はすべて提出したのになぜ?」と思いながらも急いで職場のボスや人事の方に連絡。外人局に誤解を解いてもらい、その場は何とか収まりました。うちのボスいわく「外人局は今難民問題で忙しくてアクティブだから、間違って退去通知を送ってきたのかもね・・」と言っていましたが、役所の手違いで国外退去させられたらたまったものではありません。

そして、年が明けて2016年になってしまいましたが、未だに連絡はありません。はて、どうしたものか・・(続く)

ちゅーす

 

追記

ビザ届きました。が、新たな問題も・・

 - Life, ドイツ