ドイツ鉄道が再び大規模ストライキ。なんてこったい。
5月20日からドイツ鉄道が再び大規模ストライキを行うと報道されています。概要をまとめると、
- ドイツ鉄道の労働組合GDLが給与引き上げと週労働時間カットを求め、5月20日からストを実施
- 労働組合GDLは、「今世紀最長」と言われた前回のスト(5月5日〜10日)よりも今回は長引くと宣言
- 今回の鉄道ストでは3分の2の列車が運行停止
- ドイツ鉄道のストは今年(2015年)で9回目
- ストは一日あたり1億ユーロ(約135億円)の経済的な損害を与えている
ドイツでは5/25(月)が祝日。三連休だったので、ドイツ版新幹線のICEチケットを買っていました。しかしながら、ストが宣言されたので、仕方なく高速バスのチケットを買うことに。
しかし、鉄道のキャンセルで問題が。オンラインでSparpreisと呼ばれる早割のチケットを買っていたため、規約に従って、キャンセルした場合は料金の75%しか返金されないとのこと。これが乗車24時間前ならば、さらに50%の返金に減額されるらしい。なんてこったい。こちらはストで予定を変更させられたのに、さらに、キャンセル料金まで払わなければならないなんて。
また、連休に鉄道移動を予定していた友人は、家に帰れず、急遽ホテルを予約しなければならなかったらしい・・・
ストライキは労働者に認められた権利だが、元国鉄(実質的な独占企業)が行うのであれば、長期化を避けるとか集改札スト(無賃乗車を許すことで乗客の移動に影響を与えずに経営のみに打撃を与える方法)を行うなどして、利用者への配慮があってもいいのではないのか。
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